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【2011Movie 76】 熱血男児

「アジョシ」を2回も映画館で見たこともあり、この作品の監督であるイ・ジョンボム氏の
第1作を見ておかねばと思い、鑑賞。
印象としては、日本のヤクザ映画に近い雰囲気を持っている。

この作品も近年の韓国映画に通じる感触だった。観終わった後に、脳に
こびりつくような感触が残る。

ストーリーは、寂れた田舎町に復讐のために、2人の男が住み着き始める。

過去に親友を失い、復讐に燃えるヤクザと、テコンドーの腕はすごいが、
家庭の事情でやもなく組織に入った心優しいヤクザである。
2人は、標的が故郷である田舎町に戻るまで村の人、特に標的の母親と
交流を持つことで、自らの行動に迷いが生まれていくというもの。
感情をむき出しにし、周囲にその影響を与えていくヤクザと、秘密を持ち、悩みながら
付き従うヤクザの関係がデリケートに描かれている。
単なる血みどろの任侠ヤクザ映画ではないことを明記しておきたい。

この作品を観て、韓国映画がなぜ脳裏に焼きつくのか、分かったような
気がする。
それは、人間が持つ本当の”生”な感情をぶつけてくるからではないだろうか。
僕たちが社会の中で生きていく上で、共生を図るために、周囲に気を配ったり、
自分の感情を押し殺して、他人を優先したりすることは多々ある。
むしろ、生の感情をむき出しにして生活するようなことは少ない。
しかし、最近の多くの韓国映画は、この感情にフィルターをかけず、直球で
視聴者にぶつけてくる。目を覆いたくもなれば、背筋が凍るような戦慄を
覚えることもある。だが、目が離せない。
それは、我々が持つ本能に近い感情を表現しているからではないかと思う。

本作には、復讐に燃える人間が持つ野蛮な感情も多々出てくる。
一方で、息子を失って一人寂しく過ごす母親への同情といった温かい、対極にある
思いも描かれている。どちらも人間らしい感情であり、”生”の感情である。
今の日本は視聴者にそっぽを向かれないように、全てをフラットにしようとする。
それでは何も脳裏には残らない。日本でも生の感情を描く作品が多数登場する
ことを切に願う。
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