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【2012Movie04】 冷たい熱帯魚

まず、日本でこんな作品が映画化される余地があったことに驚いた。
非常にショッキングな作品。
また、一方で、海外だけではなく、国内でも本作品が評価されたことは、
“まだまだ日本映画も捨てたもんじゃないぞ”という声に聞こえる。


以下、ネタばれなので注意。


個人的に痺れたのは、切断した肉片を主人公の社本(吹越満)が捨てながら、
村田(でんでん)に存在そのものを否定されるシーン。
軽妙な語り口で、づかづかと他人の内側に進入してくる村田というキャラクターの
極限が、このシーンに詰まっていた。そして、これまで自分の感情を表すことの
なかった社本が感情を爆発させるシーンは、凄惨な作品の中でも、なぜか
涙を誘われるシーンでもあった。
しかし、その後、セックスを強要するシーンは興醒め。
あの辺りは、男の妄想でしかなく(同姓としては楽しくはあるものの)、
リアリティがなくなったと思う。社本が崩壊するきっかけとしては、あの
村田とのやりとりで十分だった気がする。
まあ、全体的に男の妄想が色濃い作品ではあるため、毛嫌いする女性も
いるだろう。

また、噂に聞いていたとおり、でんでんが素晴らしい。
はっきりいって、カツゼツ悪すぎて、何をしゃべっているか分からないシーンも
あるのだが(笑)、それが逆にリアル。陽気な雰囲気から一転して
殺人鬼の本性を現す演技なども、“本当に、こんなおっさんいそうだな”と
思える。
でんでんもそうだが、全体的にいい意味で日本人らしい演技をする役者が
少なく(トレンディドラマのようなきちっと整理されたような演技)、不安定な人間
関係をベースとしている本作では、その点が妙にはまっている。
ただ、個人的には神楽坂恵はちょっと・・・
主人公の新しい妻で、重要な役所であり、作品を締めるポジションであった
ようにも思えたので、もう少し演技力がないとしんどいところ。
まあ、巨乳採用ということで、それはそれで仕方ないと思うが。
(ちなみに、園子音監督と婚約したらしい)

しかし、本作で注目された園子音監督。
全く知らなかったので、最近監督を始めた新人かと思いきや、ものすごく
キャリアが長い。かなりの数の作品を作っている。
こういうエッジの効いた監督に注目が集まるのに時間がかかるのは
相変わらずの日本映画の閉鎖的な文化といえるが、個人的には園監督の
作品をもっと観れるチャンスがあるとうれしい限り。
片っ端から観てみたいと思う。
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