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【2012Movie08】 マイウェイ 12,000キロの真実

オダギリジョー、チャン・ドンゴンと日本、韓国を代表する俳優が競演する本作。
個人的にも好きな俳優なだけに、期待して観に行った。
それほど話題にもなっていないので、もうひとつなのかと思っていたが、個人的には
大変感動し、僕の今年のベスト5に入ってくる作品であると感じた。

120206myway

本作は事実に基づいた話である。
ノルマンディ上陸作戦の折に捕虜になった人の中に、ひとりのアジア人がいた。
そのアジア人は、日本、ソ連、ドイツの軍服を着て、第2次世界大戦を生き抜いた。
その男の事実が、本作のベースとなっている。

以下、ネタばれなので注意。
戦争ものということもあり、描かれている時代は第2次世界大戦前から終戦間際の
ノルマンディ上陸作戦までの十数年と長い。
こういった場合、時代背景を追う必要があり、なかなか物語に感情を入れにくい
ものである。しかし、この作品は、オダギリジョー演じる典型的な日本軍人と
チャン・ドンゴン演じる支配されながらも実直に生きる韓国人の男のやりとりを
ベースにすることで、観る人の感情を作品の中に引き込むことに成功している。

ストーリーはシンプルであり、支配されることになれ、自らが優れた存在である
という教育を施された日本軍人の長谷川(オダギリジョー)が、戦場で敗れ、
シベリアの捕虜収容所やドイツでの戦闘に身を投じ、自らの狂気に気付いて
いくというもの。
それを気付かせてくれたのが、子供の頃からマラソンでライバル関係にあった
キム・ジュンシク(チャン・ドンゴン)であり、反発し合っていた2人は極限の
世界を潜り抜け、遥かドイツの地で友情を結ぶ。
奴隷としてしか韓国の人間を認めていない主人公の長谷川が、キム・ジュンシクの
存在を受け入れ、彼の代わりに疾走するラストシーンは、今思い出しただけでも
涙が溢れてくる。

感情が高ぶる要素として、監督のカン・ジェギュについても触れておきたい。
韓流ブームが起こるきっかけとなった「シュリ」をはじめ、チャン・ドンゴン、ウォンビン出演で
話題を集めた「ブラザーフッド」と、既に日本でも著名な監督である。
本作は、「ブラザーフッド」でも魅せた戦場でのアクションシーンは健在である一方、
極寒の地シベリアの陰鬱で、絶望的なシーン等、全編通してソリッドな絵作りを
実現させている。
カン監督が行っていることは、硬派で、正当な手法であるが、そのストレートな
表現が、既存のこて先に偏った作品を圧倒しており、観ていてすがすがしさを
覚えてしまう。

2人が織り成す人間ドラマ、戦場でのアクション、映画技術としての完成度。
どれをとっても満足いく作品に出合えたことを感謝したい。
やはり、韓国映画はすごい。そして、その韓国映画にすんなり入り、存在感を
出したオダギリジョーにも賞賛を送りたい。

 

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