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【2012Movie 14】 J・エドガー

いろんな意味で期待を裏切られた作品。“そんな映画だったのかっ!”というのが、
正直な感想。
さすがイーストウッド監督。これまでの作品同様、僕の嗜好の範囲には相変わらず
入ってこない。
120229edgar


以下、ネタばれなので注意。


J・エドガー・フーバーといえば、アメリカにとどまらず、世界の多くの人が知っている
だろう。FBIという強固な警察組織を一代で築いた、近代アメリカの立役者といっても
過言ではない。
劇中でも一部語られるが、初めて科学的な捜査を持ち込んだ人物としても知らせて
いる。

そのため、個人的にはポリティクスサスペンスのような、犯罪者との戦いや
組織を創り上げるために、政治家と戦うような作品を期待していたが、てんで
あてが外れることとなる。

この作品は、言葉で表現しやすいと思う。
僕には、“ゲイのおじいちゃんの映画”にしか見えなかった。
これは、決して軽蔑の意味を込めていっているのではない。
実際、ラストのシーンで、エドガー(ディカプリオ)がトルソン(アーミー・ハマー)
の存在を認め、おでこにキスをするシーン。
キスされたトルソンが軽くエクスタシーしてしまう姿なんかは、
“イーストウッドは、こんなキュートなシーンも撮れるのか”と感心させられたほどだ。
実際、フーバーがゲイであったことを匂わす演出を多く用いている。
フーバーが、過去を語る形で本作は進められるのだが、その語りをタイプする
青年はみんなゲイっぽい。(フーバーの怒りに触れ、やたらタイプする青年は入れ替わる)
母親に強い男として育つことを求められ、自らがゲイであることを認められない
抑圧が、アメリカの悪を打倒するという歪んだ熱意となったという解釈は
実に興味深いドラマである。

しかし、個人的にはやはりイーストウッド監督は好きになれない。
全てにおいて素晴らしいのだが、淡々とドラマを描くスタイルは、僕にとって
やはり夢がないようにみえてしょうがない。(「ミリオン・ダラー・ベイビー」で
どん底の気分を味わったので)

フーバーという人物の捉え方としては、実に的を得ているのかもしれないが、
“アメリカの警察の祖はゲイでした”というメッセージでは、本当に救いがないと
思う。事実は、事実として、もっと描き方があったのではないかと思ってしまう。
そして、レオ様の熱演も空振りなのが空しい。
アカデミー賞候補に選ばれなかったのが、なんとなく分かった気がする。
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