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【2012Movie 24】 崖っぷちの男

CMをみて、その設定に1発で惚れ込んでしまい、早速観てきた。
目立つ必要のない脱獄犯が、なぜか自殺を試みようとしているか?という設定には、
誰もが気になる魅力があると思う。
120718Gake


以下、ネタばれなので注意。


「24」のドラマが最初のような気もするが、最近、無理に当初の設定を引っ張ることなく、
すぐさま種あかししてしまう作品が多い。これにより、作品にスピード感は生まれるが、
考える方は大変だろう。
この作品も、早い段階で、なぜ自殺しようとしているのかは分かってしまう。

初期設定のネタばらしを早々にしてしまうと、それから2時間、どう飽きさせないか。
ここが、シナリオライターの腕の見せ所になるのだが、本作もなかなかに上手い。

冒頭、無実の罪で囚人となった主人公に次々と不幸が訪れる。その瞬間に、
視聴者はぐっとこの作品に引込まれ、主人公に同情してしまう。実はこれが一種の
マジックのようなもので、視聴者の目を真実から引き離すためのもであり、
人間ドラマにやきもきしている間に、実はこの作品のトリックの中に落とし込まれている
という次第である。
例えば、父親の葬式に立ち会うことを許されるが、弟の確執からその場で乱闘と
なり、そのまま脱獄するというシーンがある。このシーン、カーチェイスもあるハードな
シーンなのだが、その部分に気を取られていると、この場面が脱獄のために
わざと仕組まれた兄弟の演技であるという点まで予測できない。
こういった本当に隠したい事項から視聴者の目を逸らせる仕掛けが、本作は幾つも
用意されている。

ただ、”すごくよくできているな”という思いまで至らなかったのは、全体的にそれらの
仕掛けに重みがなく、主人公が描いた青写真が簡単に進んでいるような印象を受けた
ことである。
このあたりは、シナリオのクオリティの問題ではなく、演出の問題も大きいかもしれない。
スピード感を出すために、極力カットを急ぐことは大切だと思うが、登場人物の心情を
示すタメであったり、視聴者が感情移入する余裕を与える冗長的な演出はもっと
あってよかったのかもしれない。
特に、自殺する気のない主人公が、最後の最後で黒幕に食らいつくため、ビルから
ダイブするシーンはこの作品の一番の見せ所である。
それをスローでタメるわけでもなく、あっさりと飛び降りるカットと、マットに突っ込むカット
しかないのはいかがなものか。

シナリオが丁寧なだけに、演出・撮影についてももっと丁寧に描いて欲しかったと思う。
実におしい作品だと思う。
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