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「龍馬伝」が面白い理由を考えた

着々とHDレコーダーに溜まったNHK大河ドラマ「龍馬伝」を消化できている。
自分が好きな坂本龍馬が題材のため、贔屓目に見てしまうが、それを差し引いても面白いといえるのではないだろうか。このGWにおいても、各地で龍馬伝人気にあやかり、観光客が増えたとのこと。
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客観的に、現時点で思うこのドラマのポイントを考えてみた。
やはり、一つ目は主演・福山を中心としたキャストの熱演をあげざるべきだろう。
正直、トレンディードラマ(死語)の福山の演技はいかがなものかと思っていた。実際、このドラマの中でもいくつかそういった点が鼻につくこともある。しかし、それが逆に、この時代において異端児だった龍馬という存在にうまくつながっていると思う。この点は演出家が評価されるべきところか。
一方で、周囲を固める俳優陣の演技が凄い。
ひとりは、当然ながら岩崎弥太郎役の香川照之。今は、香川照之の時代と言っても過言ではないほど、演技が完成の域に達しているように感じる。実際、弥太郎という人物は維新後に注目を集める人物であり、維新においては、どちらかというと波に乗り遅れたようなところがあった。実は、それこそがこのドラマの本質であり、弥太郎が語り部となっていることを意味しているのであろうが、弥太郎は普通の人だったといえる。維新における普通の人の無力さを実に丁寧に演技していると思う。
また、個人的には土佐藩のお偉方の配役が素晴らしいと感じている。山内容堂という癖のある藩主を演じる近藤正臣氏、暗殺される吉田東洋役を演じる田中泯氏の演技も素晴らしい。

2つ目は、絵作りの丁寧さ。
これまでの時代劇でおおよそ納得いかなかったのが、絵が”綺麗過ぎる”ことであった。
まさに日本が最も沸騰しそうな幕末において、人々が様々に交差する時代において、これまでの時代劇同様に絵をこぎれいにまとめられるのだけは、どうしても止めて欲しいと思っていた。
そんな願いが通じたのかどうかは知らないが、このドラマでは龍馬のなりから、武市たちの汗、街の雑踏などなど、いたるところを丁寧に作りこんでおり、見ていても沸騰する時代の活気が伝わってくる。当時、本当に流していた人々の汗や汚れを丁寧に再現することは、視聴者を取り込む重要なファクターであると考える。その点、このドラマにおいては、そういった部分に対してサボることが全く感じられない。これは、昨今の日本ドラマがコスト削減や時間不足から放棄したことであり、個人的にはここまで丁寧にドラマ作りをしていることに好感を覚える。
また、最終の色調整も素晴らしい。少し、幻想的なもやがかかったような色調整も個人的には好みである。

あとは、シナリオのよさ(ストーリーの分かりやすさ)など、いくつかポイントがあると思っているが、やはりこのドラマに惹きつけられる最大の理由は、”時代性”にあると思う。
本当に日本が最高潮に沸騰していた時代。それは何も大昔の話ではなく、今も我々の時代に繋がっている物語。
武市のように道を外した者もいた。しかし、彼らは全員が正直に、自分の道をみつけ、愛おしいほどに愚直にまい進していた。龍馬だけではなく、多くの志士に私たちは憧れを抱くのではないだろうか。
あれから年月が経ち、現在我々は豊かな生活の中に暮らしている。
その豊かさは同時に多くの選択肢を私たちにもたらし、私たちはその選択肢の中で悩み、苦しむ。
だからこそ、龍馬伝の中の時代に憧れる。当時は今ほどに個人の選択肢は少なかったはず。でも、彼らはその中でも最善の生き方を貫こうとした。だからこそ、我々はその時代の人に憧れるのである。
この現代人の憧れを刺激していることが、このドラマの最大の面白さなのではないだろうか。  
 
 
 
 
  


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