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【雑感】 テレビがいらなくなった日

大地震が東日本を襲った11日以降、都内の交通機関も停止し、
余震に震える日々が続いた。
一方で、テレビからは津波による東北地方の被害を刻々と伝えた。
原発の事故もあいまって、被害は時間とともに増える一方だった。

しかし、2日目から僕の報道に対する見方が変わり始める。
テレビは何度も津波が街を飲み込む映像を流す。何度も、何度も同じ映像を
新しい映像が手に入るまで流す。
3日目には津波のメカニズムについての解説が始まった。
原子力の専門家が頻繁に登場し、原子炉の構造が何度も紹介された。
(そんなものは、生き残れればゆっくり検証する時間はあるのに)

4日目からは、政府や東電の対応を責める姿勢が強まり始めた。
相変わらず、死者を数字でしか語らない日が続いた。
人体に害のない放射能の量をいたずらに”規定値の何倍”と煽り立て、
視聴者の不安をかきたてた。

この間、被災地の方々は生死の境で戦っていた。救助する人々も厳しい
状況の中、奮闘していた。


そして、首都圏に住む人は、地震におびえ続けていた。
被災しなかった人はなんとか手助けできる方法を模索していた。
しかし、地震後にテレビから流れる情報は、なんの役にも立たなかった。
命につながる情報はほぼ皆無だった。

全国ネットのマスコミュニケーションだからしょうがないという見方もできる。
しかし、日々目にする映像は、現場で起きていることをワイドショーのように、
自分事ではない、全く別の世界で起きているような無機質な物事に置き変え、
今起きているにも関わらず、風化させているように見えた。

その最たる例が、阪神大震災と同じことが繰り返されている点である。
当時は、全国の人が情報を入手する手段がマスコミしかなく、テレビは連日
神戸の様子を報道した。そのため、多くの支援物資が神戸に殺到したが、
同じように被害を被っていた淡路島は据え置かれ、支援不足に苦しんだ。
現在、テレビでは津波の被害が甚大だった東北ばかりを取り上げている。
しかし、今日においては同様に被害の大きい、茨城には物資が届かず
支援不足に陥っている。
多くの人が、阪神大震災から学び、準備してきたはずなのに、
テレビのあり方はまるで変わっていなかった。
テレビはこの非常事態においても、視聴率確保のために物事をワイドショー化
する姿勢から脱却できず、情報を垂れ流した。

僕には生きるための情報が欲しかった。
次に、他の命を助けられる情報が欲しかった。
しかし、テレビからは何も得られなかった。
その時から、僕にとって、テレビは必要のないものになった。

最後に、NHKについては上記の見解に含まれないことに言及しておきたい。
震災当初から毅然とした態度で報道を続け、政府や東電の対応などにも
熱くなることなく、各担当者が客観的な事実報道を本当に続けていたと思う。
また一方で、電力不足の際には教育チャネルの放送を取りやめるなど、
今回の震災において最も被災者に近かったのではないだろうか。
(民放チャネルが節電をうたいながら、華美なセットで背景を飾り、
FAXやメールを募集している姿にはほとほと飽きれてしまった)
震災はまだ続いている。
今後も、多くの方が救われる報道を続けてほしいと思う。
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