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【2011Movie 41】 父親たちの星条旗

クリンスト・イーストウッドの作品であり、「硫黄島からの手紙」と連携した2作品として
公開されていたのだが、残念ながら見逃していたため、やっと見ることができた。


イーストウッドらしい、重厚な作品。やはり、イーストウッドの作品は勉強になる。

以下、ネタバレなので注意。
まず、構成のうまさに唸る。


この作品は、アメリカが第2次世界大戦を勝利に導くいち要因となった写真に写った
兵士たちの物語のため、ポイントは戦場ではなく、戦場以外での兵士たちの
境遇になる。
そのため、硫黄島での戦いのシーンと帰国してからのアメリカでの生活を同居させる
必要があるのだが、この構成が実にうまい。
シンプルに考えるなら、アメリカで国債販売のための広告塔として英雄視された
生活を冒頭に置き、観る側にフラストレーションをためていることを伝える。
そして、後半で硫黄島での出来事を振り返り、なぜフラストレーションがたまっている
のかを戦闘シーンをまじえて説明する。という構成がスタンダードだろう。
しかし、この作品では、過去と現在と未来をストーリーの流れにそって行ったり
来たりする。例えば、硫黄島の激しい戦闘シーンの後に、突然主人公がベッドで
横たわっているシーンがきたかと思えば、年老いた兵士にインタビューするという
シーンに切り替わるといった感じだ。
、この手法はなかなか難しい。時間軸を行ったり来たりするのは、視聴者に
混乱を招くというリスクを伴う。特にこの作品は、結構な頻度で行き来するため、
ちょっと気を抜くと分からなくなるのではと危惧してしまう。
しかし、分かりにくいことは全くない。むしろ、頻繁に時間軸を行き来することで
ストーリーにテンポが生まれ、飽きない構成になっている。
その理由として、うまくパターンを作っていることである。
どういうことかというと、この作品において、絶えず過去のシーンは「おや?」
という作りになっている。あまり説明せず、誰が誰なのかもいまいちよく分からない。
ところが、そのエピソードを受ける形で現在のシーンで説明が行われ、未来の
シーンでその後のエピソード(エピローグのようなもの)が語られる。
つまり、過去においては問題提起がなされ、現在で解決が語られ、未来において
エピローグが流れるという構成になっているのである。
このパターンに冒頭で慣れてしまうと、観る方としては心構えができるので、
見やすい。また、ひとつのエピソードを3回語るような構成になるため、歴史的な
背景などが頭に入りやすいのである。
この辺は、イーストウッドの手腕が光るところ。

ただ、僕はやはりイーストウッドの作品は好きになれない。
上質なドキュメンタリーを見ているようで荘厳な感じは素晴らしいと思うのだが、
淡々としていて抑揚がない。それが僕にはタンパクと映ってしまうのである。
映画は、歴史の教本だと思う。一方で、映画はエンターテイメントでもあるので、
”魅せて”欲しいと思ってしまう。
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