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【2011Movie 58】 パプリカ

既にBlu-rayも所持しているが、今監督の1周忌イベントにおいて、再び映画館で観る
幸運を得た。


既に何度も観ているが、本作の構成の緻密さに改めて驚嘆を覚える。
夢と現実をあいまいに表現することは、色々な作品で使われているが、ストーリーが
破たんするというリスクを持っており、なかなかに難しい。

(実際に、ストーリーが破たんしたままで、そのまま世の中に出てしまった作品も多い)
そういった意味でいうと、本作は夢と現実をストーリーが破たんすることなく描き
ながら、サスペンスとしてのクオリティも高めるという完璧な仕上がりになっている
のではないだろうか。
夢と現実の描写は、今監督に取っての一貫したテーマであり、本作で完成形を成したと
個人的には思える。
改めて、ここからどう今監督が進化するのかを楽しみにしていたので、亡くなられた
ことは本当に残念でならない。

今回、改めてスクリーンで観ると、様々なキャラクターが更新する夢のシーンは
本当に見物。
よくよく見ると、冷蔵庫が行進していてその冷凍庫にラジカセが入っていたりとか、
デザインが実に細かい。現実にありそうなギリギリのデザインにより、夢と現実の
あいまいさをうまく表現していると思う。
また、この映像を盛り上げるにあたり、音楽が絶妙のリズムで挿入されている
ことも改めて感じた。
音楽を担当した平沢進氏は、今監督とこれまでもタッグを組んでいるが、
夢と現実のあいまいなこの世界感に、テクノ調のちょっと調子はずれの音楽が
マッチしている。
パプリカが筋斗雲にのって大空から反撃に転じる場面での音楽の盛り上げは、
何度も観ても鳥肌が立つシーンだ。

ちなみに、ゲストでトークショーを行った林原めぐみ氏が言っていたが、
敦子とパプリカは声が重なる終盤のわずかなシーン以外は全て同時録音で
行っており、別録音ではなかったらしい。脚本を読んだときに、敦子とパプリカの声の
イメージは出来上がっており、それが自然と口から出たため、同時録音でも迷うことは
なかったそうだ。
興味深い話である。

今監督の遺作は残されたスタッフによって制作が続いているとのこと。
完成を観ることはできなかったが、今監督の意志を継ぐスタッフが名作を制作してくれる
ことを期待してやまない。
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